臓器移植は、病気や事故によって臓器が機能しなくなりそのままでは生命が危ぶまれたり、生活に大きく支障がある場合に、他の人の健康な臓器を移植して、機能を回復させる医療です。「臓器の移植に関する法律(臓器移植法)」等の法律に則り公平・公正に行われます。
レシピエント(臓器を受ける人)の機能しなくなった臓器を摘出して、ドナー(臓器を提供する人)の臓器を移植します。
◆知っていますか?「臓器移植が必要な人ってどんな人?」
「臓器を移植することでしか有効な治療法がない」ときに対象となります。
日本で臓器移植を希望して待機している方は、およそ15,000人です。それに対して死後の臓器提供によって移植を受けられる方は、年間およそ400人です。(日本臓器移植ネットワークホームページより/眼球を除く)
※Point / この数字は日本臓器移植ネットワーク(JOT)に脳死移植希望待機者として登録されている方の数です。(心臓・肺・肝臓・膵臓・腎臓・小腸)この他に待機しても間に合わないかもしれないということで、脳死移植希望待機登録をしていない移植が必要な方もいます。
◆知っていますか?「臓器移植後の生存率(5年)」
日本の臓器移植の医療技術と移植後のケアは移植の多い国と比べても、非常に高い水準にあります。移植後5年の生存率は
心臓、膵臓、腎臓 90%超え
肝臓 80%
肺、小腸 70%超え
(日本臓器移植ネットワークホームページより)
◆知っていますか?「臓器移植後の移植者」
移植を受けることができれば、免疫抑制剤(拒絶反応を抑える薬)の服用を続ける必要がありますが、生活全般が改善されます。
多くの方は透析や余命数ヵ月の
闘病生活から解放され、
通学や仕事、スポーツもできるようになったりと社会復帰可能です。
※Point /術後の経過や体の状態には個人差があります。
◆知っていますか?「臓器提供と臓器移植に関する権利」
臓器移植は、「臓器の移植に関する法律(臓器移植法)」等の法律に則って公平・公正に行われます。
自分の死後に臓器を
【提供する権利】【提供しない権利】
また、移植が必要な状態になった時に移植を
【受ける権利】【受けない権利】
この4つのどの考え方も自由に選択できて、尊重されるようになっています。
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