「臓器提供意思表示」で「臓器提供をする」と意思表示されている方たちに「臓器提供を希望する理由」を聞いてみました。
ご意見の一部をご紹介します。
・自分でも人の役に立てるなら。
「幼い頃から病弱で白血病かもと言われた事もあります。大人になって骨髄バンクに登録しようとしましたがアレルギーや喘息の既往歴があったりで難しい事がわかりました。なのでせめて臓器提供ができればと思います」
「自分の臓器で誰かの命が繋がれば嬉しいと思っています」
「救える命があるなら救いたいから」
・臓器提供することに抵抗がないから
「昔好きだったギタリストの鈴木正美さんの娘さんが白血病で、しばらく活動休止しました。その時骨髄バンクに登録しましたが、とりあえず私はドナーになることに抵抗は無いです。
「臓器提供意思カードを以前より携帯している」
「息子が心臓移植待機者ですが、病気を患う前から臓器提供は賛成でした。ただ、きちんと明記し出したのは息子が病気になったタイミングからです。
死ねば灰になるだけ。延命治療もお金の無駄。脳死が死になればと思います。
死に際に人助けできるって素敵です」
「自分が死ぬ時に人を救えると思うと、死ぬ時も少し幸せな気分でいられると思う」
「もう2度と目が覚めず死んでいるなら後は燃やすだけなのでそれなら有効に使って欲しいとの気持ちから」
「必要としている人に使ってほしいから」
・助けてもらったから自分も誰かを助けられたら
「インフルエンザ感染から劇症型心筋炎になり、体外式のLVADを装着した。私は運良く離脱できたが、もしかしたら心臓移植かもしれなかった。医療従事者だけど、以前の私からは臓器移植は遠い存在だった。でも自分の経験を通して、臓器移植の事を知りたいと思うようになった。自分にできる事は何かと考えた時、まずドナー登録ならできると思った。また、私の命はとても沢山の人に助けられた命だから、最期は私も誰かの役に立ちたいと思っている。VAD装着には様々な重大な合併症を伴うことがある。私も脳梗塞を起こし少し後遺症が残っている。だから少しでも待機期間が短く移植が出来たら良いと思っている」
「子どもが臓器移植をして、昔からカードを持っている」
「移植を受けたので」
このように「臓器提供をしたい」という気持ちの中にも人によって色々な思いがあることがわかります。
万が一、自分が事故や病気で懸命な救命治療をされたにもかかわらず『脳死(脳障害などで脳全体の機能が失われ救命の可能性がなくなり、元に戻ることがない状態)』となったり『心停止死』となった時に自分の体の最期をどうするかの選択のひとつです。
よく考え意思表示をし、家族にもその意思を伝えておくことで、自分らしい人生のエンディングにすることができるかもしれません。
「あなたの臓器提供の意思とその理由」ご意見を引き続きお待ちしています
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