<p>武見厚生労働大臣は11日、参議院厚生労働委員会に対し、「<strong>臓器移植の実施状況等に関する報告書</strong>」について報告を行いました。</p><p>◇</p><p>この報告書は、臓器移植法制定時(平成9年)の参議院臓器の移植に関する特別委員会における附帯決議に基づき、厚生労働省が毎年作成し、参議院厚生労働委員長宛てに提出しているものです。</p><p>◇</p><p>同報告書によりますと、<strong>移植希望登録者数は、令和6年3月31日時点で、全国で1万8397名</strong>(1万7835名)<sup>※</sup>でした。</p><p><sub>※( )内は令和4年度実績。以下個別に注がある場合を除き同じ。</sub></p><p>◇</p><p>臓器ごとに移植希望登録者数を見ると、▽心臓が855名(891名)、▽肺が603名(530名)、▽心肺同時(心臓と肺を同時に移植)が4名(4名)、▽肝臓が369名(298名)、▽腎臓が14,350名(13,974名)、▽肝腎同時(肝臓と腎臓を同時に移植)が31名(33名)、▽膵すい臓が23名(26名)、▽膵腎同時(膵臓と腎臓を同時に移植)が138名(148名)、▽小腸が8名(9名)、▽肝小腸同時(肝臓と小腸を同時に移植)が1名(0名)、▽眼球(角膜)が2,015名(1,922名)でした。</p><p>◇</p><p>令和5年度は、臓器の移植に関する法律(平成9年法律第104号。以下「臓器移植法」という。)に基づき、116名(105名)の脳死した者の身体からの臓器提供が行われました。</p><p>◇</p><p>なお、臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律(平成21年法律第83号)が全面施行された平成22年7月17日から令和6年3月31日までの間に、臓器移植法に基づき、合計で956名(840名)の脳死した者の身体からの臓器提供が実施されました。</p><p>このうち、改正法により新たに可能となった、本人の書面による意思表示がなく、家族の書面による承諾に基づく提供は755名(659名)でした。</p><p>また、脳死した18歳未満の者の身体からの臓器提供は 99 名(73 名)で、そのうち 15 歳未満の小児の身体からの臓器提供は 79名(56名)となっています。</p><p>◇</p>
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