「臓器提供意思表示」について、現在の日本での状況についてみなさん様々なご意見をお持ちのようです。
そのご意見の一部をご紹介します
・特別感がなくなるといい
・役に立てるなら使って欲しい
・死生観ってのは日本は独特だし、先ずは脳死が死を当たり前にすべきですよね。そして、意思表示を免許証なり保険証に当たり前に記入するのが浸透しなければ難しいですね。自分で治療の選択をする事や臓器提供について知る機会をもっと増やすことをしないといけないのではと思う。そこから臓器提供の意思表示に繋がるのかなと考えます。
・家族が脳死や死後に臓器提供をと言われたら悩みます。本人の意思がわかれば残される者が後々も後悔せずに済むので大事な事だと思います。
・臓器提供意思表示の事は、正直知ってる人は多いと思います。ただ「知ってはいるけどよく分からない」とか「自分には関係ない」と思っている人が多いのだと思います。だけど、元気だった人がいきなり心臓病や劇症肝炎になって移植が必要になる事もあるということをもっと知ってもらいたいです。
・明日は我が身だと思って、意思表示について話し合って、記入してもらいたいです。
・意思表示カード、私は免許更新の時に貰った?物をずっと使ってます。免許証裏も記入済み。もっと色んな形で意思が表せれば良いのかな?と思います。
・どんな意思も尊重されるべき。提供する意思を示しても、取り扱う施設が限られており移植に辿り着けないことは残念だと思う。
とくに多かったご意見は『意思表示は義務化してほしい』というものと、『意思表示をオプトアウト方式にしてほしい』というものでした。
<オプトアウト方式とは>
本人が「臓器提供をしない」意思表示を残さない限り、臓器提供をするものとみなす意思表示の方式で、イギリスやフランス、スペインなどの国で採用されています。
「意思表示は義務化してほしい」の意見
・意思表示は義務化すべき。
・臓器提供の選択肢には「Yes」と「No」の2つの選択肢があるのだから義務化していいと思う。そうすることでみんながもっと『命』『健康』『体』や『助け合いに』について向き合い考える機会にもつながると思う。
「意思表示をオプトアウト方式にしてほしい」の意見
・意思表示は絶対NOのひとだけでいいかも。移植医療をしっかり整備することが必要
・意思表示の仕組みを変えた方が良いと思います。移植をしたくない人・臓器提供したくない人は意思表示をする。意思表示が無い人は移植に賛同したとみなす
・シンプルにオプトアウトに日本もするべきだと思います。これならあまり混乱も少ないように感じますし。
また、こんなおはなしもいただきました。
私の子どもは生体間移植をしました。
まず治療の段階でその話はなく、ただただ闘病生活を1日1日見守ることで精一杯でした。主人は調べていて私より理解していました。
実際、必要だと言われて真っ先に主人がドナーを申し出ました。
ただ、親失格だと思うのですが自分がドナーになるのは我が子のことでも正直嫌でしたし、その後手帳を持つことになるのにと激しく抵抗したのを覚えています。
ですが、移植後に実際メキメキ良くなり、活動が増えることで「移植をして良かった」「主人が健康な肝臓でありがたかった」と思えるようになりました。
人の臓器でこれほどに日常生活が送れるなんて移植手術はやはり素晴らしいなと思いました。もっと理解が深まればいいなと思うばかりです。
ご意見を聞かせてくださった皆様ありがとうございました
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